あんしん在宅介護えがお:受診事例紹介:京都 介護・福祉サービス第三者評価

受診事例紹介:あんしん在宅介護えがお

施設の外観
事業所名 有限会社近畿アクティ あんしん在宅介護えがお訪問介護事業所
住所 京都市伏見区讃岐町163桃山マンション1F
電話 (075) 623-9318
評価機関名 社団法人京都社会福祉会
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渡部香織さん(所長)と渡部博さん(ケアマネージャー)にお話をお伺いしました。

受診動機やきっかけは何ですか?

渡部香織さんと渡部博さん

第三者評価を受診することは、介護保険制度に求められる我々の果たすべき役割を明確にし「サービスの向上」、「事業所の質の向上」だけでなく「スタッフの意識向上」につながりますので受診をお奨めします。

伏見区は高齢化が進む人口密集地域であり、訪問介護事業所が切磋琢磨しながらしのぎを削っている中で、自分たちの行っているサービスの質や業務のありかたについて事業所の今の状況を確認するツールがありません。第三者評価の受診をきっかけとして、色々な良い効果が期待できるのではないかと考えました。

受診前に不安はありましたか?

小規模で独善的に営業しているイメージであったため指摘が多いのではないかと感じていました。事業所のイメージや事務業務、サービスの内容について他の事業所との比較も自らではできない状態でしたので不安に思う気持ちもありました。また、評価受診とは監査のような厳しい調査イメージを持っていましたが、評価調査者の方より「事業所が向上していくために、事業所が見直し、取り組むお手伝いをしている」という言葉があり安心しました。

受診準備はどのようにされましたか?

項目ごとに話し合いながら、できていない面などを浮き彫りにして「今から取り組めるもの」「長期的に取り組んでいくもの」に分け、改善に向けて取り組めるようにしています。主に管理者が主導的にすり合わせを行いますが、場合により常勤ヘルパーも参加し、意見を聴取したりしながら受診の準備を行いました。

受診で改善した具体的な事例はありますか?

  • 組織自体のあり方の見直しができた。
  • 見やすく記入しやすい書式を検討し定期的に見直しを行うようになった。
  • 利用者の意見を具体的に聴取できるようになった。
  • 会議においてすべてのスタッフの意見を取り入れるようになった。
  • すべてのマニュアルを見直すことができた。
  • 研修が経験年数に合わせ単一的なものではなくなった。参加者も以前より増えた。
  • 調理など外部からの講師を招いて実感できた。

受診したことで何か変化や効果はありましたか? また、感想はありますか?

評価調査者の方から「長期目標、短期目標を立てると良いのでは」とアドバイスがあり、事業所自体もアセスメントを行い計画を立てていかなければと強く感じました。ほかにも適切なアドバイスや他の事業所の実例なども聞くことができ、今後の改善のために取り組みやすくなりました。

何よりも、この受診が当事業所の向上につながったと実感しています。また、チームで取り組むことにより、一部の人だけが発言する会議ではなく、皆の意見が検討材料になる会議になってきていると実感しています。アドバイスを受けたことで短期目標と長期目標を分けて立てることができるようになり、目標自体がしっかりしたものなっていると感じています。

これから受診される事業所へ

第三者の目での評価されたことで、ひとつひとつの項目の意味や事業所のあり方など、再認識しプラス面が多くありました。
 今後も継続的に事業所の質や職員の意識の向上ができるように定期的な受診を考えています。自ら判断するだけではわからない部分が多くありますので小規模事業所こそ受診するべきではないかと思いました。

基礎データ