受診事例紹介:亀岡あゆみデイサービスセンター

事業所名 | 社会福祉法人倣襄会 亀岡あゆみデイサービスセンター |
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住所 | 亀岡市篠町篠下中筋45-3 |
電話 | (0771) 25-5840 |
評価機関名 | 一般社団法人京都老人福祉施設協議会 |
評価のダウンロード | この事業所のページへ |
荻原理さん(施設長)にお話をお伺いしました。
受診動機やきっかけは何ですか?

当初は、京都府のモデル事業としてのリーフレットを見て知りました。事業所内での自己評価はそれ以前から実施していましたが、事業所を客観的にみてどのような状態(立ち位置)にあるのかを把握したかったために受診をしました。
それ以降、定期的な受診(現在までに3回受診)をしていますが第三者からの指摘による「気付き」が一番の魅力です。「改善点(ウィークポイント)」の指摘だけでなく、「事業所としての強み(ストレングスポイント)」を把握でき、また、前回受診からの改善した部分の評価や社会状況の変化・ニーズの変化に対応しているかの確認のため、必要なことだと思って定期的に受診しています。
受診準備はどのようにされましたか?
取り繕うのではなくありのままの状況をオープンにして課題や改善点を冷静に見極めることを大切にしました。(改善点、課題の抽出の優先順位の高いものから整理できるため)
受診で改善した具体的な事例はありますか?
ご利用者の方同士の距離感(テーブル、椅子)やお一人に椅子を2脚用意(選べること、ゆとり)、プライバシーへの配慮(トイレ入口のカーテン設置やカーテンや間仕切りなどを使った空間創り)、ご利用者のお部屋から職員の備品を撤去(サービス業としてのマナーや意識改革)などが改善できました。目には見えない良い相乗効果を生み出せたと思います。
評価調査者の方からのアドバイスがあり、スタッフの利便のために置いていた様々なものについて利用者の方から見えないようにするという改善を行いました。利用者の方の過ごしやすさや居心地の良さを感じていただくということにつながったと思います。
評価結果を基に、施設改修などハードウェアの部分と職員などのソフトウェアな部分に分け、すぐできること、年単位で改善するところで選別して改善のスケジュールを立てています。サービス向上のための改善として次の第三者評価受診のときの改善成果として評価いただけるよう計画を立てて取り組んでいるところです。
受診したことで何か変化や効果はありましたか? また、感想はありますか?
最大の効果は、「気づき」であると感じます。事業所内では気がつけない(しがらみやマンネリ)ことが存在しています。第三者として評価、指摘いただけることはまさに利用者のサービスの質の向上につながりました。また、改善や課題だけでなく、頑張っていること、努力している事を評価いただくことで職員の意欲も向上しました。
事業所の「強み」を知り、更にレベルアップを図る要因やスタッフのモチベーションの向上、課題の改善に向けての目的意識がもてました。
これから受診される事業所へ
事業所が「評価される」と考えれば身構えてしまうかもしれませんが、「重箱の隅をつつく」ようなチェックが行われるわけではありません。自らでは主観でしか判断できない事業所独自の「強み」になっている部分や「改善すればもっと良くなりますよ」という部分をコンサルタント的に診ていただこうということです。もっと良くしていこうという事柄については一緒に考えてくれたりもしますし、アドバイスもいただけます。一度受診すると定期的に受診したくなるはずです。前回改善した事が評価に繋がりまた新たな課題や挑戦が見つかるはずです。
