京都市太秦老人デイサービスセンター:受診事例紹介:京都 介護・福祉サービス第三者評価

受診事例紹介:
京都市太秦老人デイサービスセンター

施設の外観
事業所名 社会福祉法人京都市社会福祉協議会 京都市太秦老人デイサービスセンター
住所 京都市右京区太秦森ヶ前町22-3
電話 (075) 865-8483
評価機関名 一般社団法人京都府介護福祉士会
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柿迫稔夫さん(施設長)にお話をお伺いしました。

受診動機やきっかけは何ですか?

柿迫稔夫さん

法人としても、サービスの質の向上のため第三者評価に積極的に取り組んでいることもありますが、受診することで法令の遵守や透明性の確保ができると考えています。

事業所の目標の設定や継続的改善の把握、利用者からの信頼度の向上も見込まれるのではないかと継続して受診しています。

受診前に不安はありましたか? 実際はどうでしたか?

「できている」「できていない」の指摘だけではないかと不安に思っていましたが、何事においてもわかりやすい説明で、その都度具体的なアドバイスなどもいただき、知らない間に時間が経ち終わっているという感じでした。確認して貰う書類がどのようなものになるか、事前の準備をどのようにするか迷いましたが、調査当日も項目ごとに必要な書類を具体的に指し示してくれるので安心できました。

受診準備はどのようにされましたか?

  • 昨年度までの評価結果の確認を行い、改善されているかをチェックしていく作業を行いました。
  • 実習を受け入れ、ほぼ毎年アドバイスレポートをもらっているのでその分も比較します。
  • 「きちんとした根拠が存在するか」「その根拠でいいか」などについて職員と検討を行い、できなかったことに対しては、「なぜできなかったか」を振りかえる作業を行いました。
  • 事業目標と個人目標の管理および評価を検討しました。また、法人としての方針と取り組みの観点からどこまで地域に関われているかを検証し確認しました。
  • 事業所で実施しているアンケート内容を振りかえり、改善されたかについて確認作業を行いました。

受診で改善した具体的な事例はありますか?

  • 事業所がきれいになった。
  • 整えるべき書類の意味と整理の仕方が職員にもわかるようになった。
  • 目標の設定とスケジュールの作成が明確になった。

受診したことで何か変化や効果はありましたか? また、感想はありますか?

評価調査者の方から「なぜこの根拠が必要か」、「なぜ評価項目になるのか」についてきちんと説明がなされ「何ができたか、できなかったか」が具体的に示されることで、できなかったことに対する方向性と方針が得られました。アドバイスなどを受けて一生懸命取り組んできたことに対して励ましになりました。

職員自身が評価を受ける事により次のステップを考えることができるようになり、評価が公表されることにより、より一層一生懸命取り組む土壌となりました。

当センターではこれまでに3回受診していますが、同じ評価機関に評価をお願いしています。以前のアドバイスがどこまで実行できているか確認してもらえ改善方法も確認していただけます。改善してもうまくいかない場合も一緒に考えてくださるので継続して受診することは当センターとして意義のあることに思います。

継続的な改善の確認や法令遵守、サービスの質の向上のためには繰り返しの外部からの評価が必要だと思います。1回では忘れがちなことも継続して続ける事によってその感覚を維持することができています。

これから受診される事業所へ

いろいろな観点からさまざまな意見がもらえます。次のステップへの目標設定も可能になり自己評価で終わりがちなサービス内容なども定期的に評価してもらうことにより職員にとっても励みになります。
 職場環境の改善や労働環境が、より良いものになるためのヒントも得られます。

基礎データ