受診事例紹介:萌木の村

事業所名 | 医療法人啓信会 萌木の村 |
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住所 | 城陽市寺田奥山1-6 |
電話 | (0774) 52-0011 |
評価機関名 | 社団法人京都ボランティア協会 |
評価のダウンロード | この事業所のページへ |
清水昭光さん(副施設長・事務長)と八崎幸子さん(看護師長・ケアマネージャー)にお話をお伺いしました。
受診動機やきっかけは何ですか?

施設開所時から京都府老人保健施設協会の会員となり、部会を通じて施設間の情報交換をする中で、他施設との差別化・受診することに意味があると理解し「選んでもらえる施設にしていこう!」を目標に平成16年から現在まで3回受診しています。
各種サービスが自己満足に終始すること無く「より良いケアとは何か」を考える機会となり職員の意欲向上に役立っています。受診準備や改善の過程で行う様々なことが、ひいてはご利用者の満足につながればと思います。また、繰り返し受診することで、前回指摘をうけたところを改善していくところにつながっています。
受診毎に評価してもらう評価機関を変更しています。それぞれの評価機関の特徴や視点の違いで自らの施設を診てもらい、改善の洗い出しなどにつなげています。
受診準備はどのようにされましたか?
自主点検表に沿ってチェックをする時に「何をもってできたと判断したか」「できていない理由は何か」を念頭にチェックすることの統一を図りました。また、不明なところ、理解しにくい点などは、集団指導資料を確認しながら明確にしていくようにしました。
施設の委員会である第三者委員会を中心に、各主任(看護・介護・リハ・栄養科・事務)が副主任・サブと共に現場で確認しながら自主点検を行ない、その点検評価を持ち寄り再度、事務長・師長・介護長が加わった主任会で根拠の確認をしました。
受診で改善した具体的な事例はありますか?
当施設が居住地域と離れている点から、災害時において避難計画の対応についてのアドバイスがあり、近隣の企業と連携が図れるように調整をはじめました。また、職員のストレス管理において外部カウンセラーや対人援助の専門職などの設置についてのアドバイスもありましたので、キャリアパス制度を取り入れ面接時に職員の悩みを早くキャッチできるような体制づくりをおこないました。
「誰にでもわかりやすい書面」づくりについてもアドバイスをいただき、一括した同意書面に変更した結果、ご家族・ご利用者が理解しやすく、面談にかかる時間も短縮でき諸手続がスムーズになりました。
受診したことで何か変化や効果はありましたか? また、感想はありますか?
改善しなければならない箇所や、すでに備わっているところなどを把握することができました。そして、それを改善に結びつけることができました。また、委員会を中心に検討を重ねて不備の見直しなどを実践する中で、職員のチームワークがまとまり、関わった職員が「気づき」や「学び」を体感し意識向上が見られ、人材育成にもつながっています。
受診のたびに評価項目が制度や利用者のニーズに沿って変更があるので、チェック項目のガイドラインの視点も変化します。常に受診後の改善と確認を継続して行くことが重要であると感じました。前回の受診時には、非常に高く施設の姿勢を評価していただいたことで、事業所として目指している方向性が的外れではないこと、また、今後の運営についての指針と自信が持てました。
これから受診される事業所へ
外部からのチェックを受ける事で自施設を正確に評価、把握することができ、日々行っているサービスについてこれで良いのかなどの再認識ができます。
