宇治川福祉の園:受診事例紹介:京都 介護・福祉サービス第三者評価

受診事例紹介:宇治川福祉の園

施設の外観
事業所名 社会福祉法人山城福祉会 宇治川福祉の園
住所 宇治市槇島町石橋13-6
電話 (0774) 25-7091
評価機関名 社団法人京都社会福祉会
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松井芳子さん(施設長)と竹内弘泰さん(副園長)にお話をお伺いしました。

受診動機やきっかけは何ですか?

松井芳子さんと竹内弘泰さん

障害程度区分の高い方を多く受け入れており、利用者の方たちは特に意思疎通に困難さがあります。したがって個々のニーズにあった支援が適切に行えているかということについて、利用者自身が意見を述べることは難しいため第三者評価による客観的な評価の機会をつくりました。また、支援の質の向上に向けて目標を持つ必要性を感じており、事業移行を行ったタイミングでの受診が望ましいのではないかということが受診の動機となっています。

受診前に不安はありましたか?

受診することよりも、事業内容の移行を行い障害の度合いの重い方の支援に力を入れていこうという状況の中で、「行っていることが正しいのか」、「道を踏み外していないか」という不安がありました。

受診準備はどのようにされましたか?

事前評価の各項目は、担当部署毎に管理職でない職員も交えて意見を交換し集約をおこないました。また、自己評価の各項目はわたしたちの理念である、「利用者ひとりひとりが自分らしく地域で生きることをどのように支えられているか」を客観的に見て謙虚に回答しました。

評価のポイントには「マニュアル等の整備」ということが度々見られ、必要性を感じながらも用意ができていないことを実感しました。

受診で改善した具体的な事例はありますか?

「業務のマニュアル化」については以前から弱いと感じており、評価調査者の方にその点を端的に指摘いただき納得できたことが多くありました。少しづつではありますが業務マニュアルの整備を進めています。

受診についての感想はありますか?

事業(施設)を客観的に評価していただくということは初めての経験でした。これまで不十分ではと感じていたことについて、評価調査者の方から端的な指摘をいただきましたが、私たちが予想していた以上に施設の実践を評価いただけたことに驚きました。

特に「本人のニードを捉え職員間で情報を共有しながら、適切に支援を行ってゆく」ということを目指しています。しかしまだまだ充分ではないと感じていましたので厳しい意見を予想していましたが、高く評価していただいたことで却って身が引きしまりました。

利用者支援の場面についても言えますが「客観性」ということはやはり大切であることを確認できました。自分たちが、この仕事をする上で「どうしていかなければならないか?」ということをより深く考えさせられることにつながったように思います。

これから受診される事業所へ

受診することによって事業所の「強み」や「課題」がはっきりみえてきます。客観的な外部の目からの視点が支援の質のより一層の向上に役立ちます。積極的に受診される事をお勧めします。

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